現代人にもっとも不足しているといわれているミネラルがカルシウムです。今回は"骨のミネラル"といわれるカルシウムのサプリメント、成分効果・効能、不足した時の症状やカルシウムが多く含まれる食品について解説します。
Contents
カルシウムは、関節痛や骨粗しょう症を改善するサプリメント




骨の量は、18歳頃をピークに減少していきます。40~50歳にはピーク時の20%以上も少なくなってきますので、骨や歯を丈夫するカルシウムは体内に欠かせない存在です。
カルシウムが不足すると、腰が痛んだり、手足がしびれやけいれんを起こしたり、足がつるなどの症状が出たりします。また骨折しやすくなり、骨粗しょう症になる場合もあります。
妊娠中や乳児期、思春期などは特にカルシウム不足になりがちです。特に思春期はカルシウムの吸収率が40%もアップするので、しっかりと骨量を増やしておかないと将来、骨疾患になる可能性が高くなります。また、過激なダイエットは厳禁です。
丈夫な骨を作る重要な存在
カルシウムは、骨や歯に多く含まれて固い構造を作るだけでなく、生命現象の多くの過程に関与しています。体内には、おおよそ1kgのカルシウムが含まれています。このうち99%は骨や歯の主成分となる蓄積カルシウムです。残りの1%は機能カルシウムと呼ばれ筋肉などの細胞内に存在し、約0.1%は血液中に含まれています。
血液中のカルシウムが低下すると、これを副甲状腺細胞が感知して副甲状腺ホルモン(PTH)を分泌します。このPTHは、蓄積カルシウムである骨からカルシウムを溶出させ、血液中に遊離させます。
ココに注意
骨は絶えず作りかえられていますが機能カルシウムが不足した場合は、骨などの蓄積カルシウムから放出させて補うので骨はスカスカになり、骨折しやすくなります。
カルシウムは、イライラを落ち着かせたり、神経過敏を改善するサプリメント
カルシウムは、精神を安定させ、筋肉の運動や心臓の機能調整、血液凝固、神経の機能を正常に保ちます。
細胞内では情報伝達物質と同じ働きをするカルシウム
カルシウムはミネラルの一つですが、実は多くの仕事をしています。筋肉の収縮を助けたり、血液の凝固作用を促進したり、神経細胞の情報伝達をスムーズにして情緒を安定させたりします。
イオン化されたカルシウムはほとんどが細胞外(血液中や細胞外液中)で存在しますが、細胞内には少ししか存在していません。何らかの信号によってカルシウムチャネルが開くと、細胞内外の大きな濃度勾配によって、勢いよく細胞内へ流入してきます。
細胞はこのカルシウムを利用して、収縮タンパクとカルシウムを結合し筋肉の収縮を起こしたり、凝固因子とカルシウムが結合することにより血液凝固を起こしたりします。
その他にも内分泌細胞のホルモン分泌、タンパク質の合成、細胞分裂、遺伝子発現の調節など多くの役割をもっています。


骨を丈夫にしたり、精神を安定させるカルシウムのおすすめサプリメント


カルシウムの豆知識
効果・効能としては、骨や歯を丈夫にしたり筋肉の収縮を助けたり、ストレス緩和に役立ちます。
カルシウムとは
カルシウムは、欠乏症のあるミネラルのうち主要ミネラルの一つです。ミネラルは土壌や水の中に存在している無機物で、人間の体内ではつくることができないのです。
カルシウムの効果・効能

このような効果・効能があります!
- 骨や歯を丈夫にする。
- 心臓の鼓動を規則的に保つ。
- 神経の興奮を鎮め、精神を安定させる。
- 血液を固めて、出血を防ぐ。
- 各種ホルモン、唾液や胃液などの分泌に働く。
- 細胞の分裂を促進する。
- 白血球の食菌作用を促進する。
- 体内の鉄の代謝を助ける。
- 体液と血液を微弱なアルカリ性に保つ。
不足すると、こんな症状が出ます

このような症状が出る場合があります!
- 神経過敏になり、イライラする。
- 虫歯や歯周病になる。
- 心臓が弱り不整脈になる。
- 動脈硬化、高血圧や腎結石になる。
- アレルギーに弱くなる。
- 骨の障害が起こる。骨軟化症やくる病になる。
- 骨折しやすくなり、骨粗しょう症になる。
- 腰が痛む。足がつり、手足のしびれやけいれんが起こる。
カルシウムを摂り過ぎた時は
不足しやすいカルシウムですが、過剰に摂取すると便秘、脱水、嘔吐、吐き気、腹痛、食欲減退の恐れがあります。
カルシウムの必要量
1日の推奨量(mg)は、男性と女性で少し違います。
- 成人男性 700 - 800mg
- 成人女性 600 - 650mg
- 耐容上限量 2500mg
メモ
カルシウムを多く含む食品

カルシウムが多く含まれている食品は、牛乳・乳製品、小魚、大豆・大豆製品のほか、緑黄色野菜、乾物にも多く含まれています。
代表的なものは、牛乳、プロセスチーズ、ヨーグルト、丸干しイワシ、シシャモ、小松菜、モロヘイヤ、水菜、切り干し大根、ヒジキなど。カルシウムを摂るときは、マグネシウムも一緒に摂ると良いそうです。
| 食品名 | カルシウム(mg)/100g当たり | マグネシウム(mg)/100g当たり |
| 普通牛乳 | 110 | 10 |
| プロセスチーズ | 630 | 19 |
| ヨーグルト(無脂肪無糖) | 180 | 140 |
| 丸干しイワシ | 570 | 110 |
| シシャモ(焼き) | 360 | 57 |
| 小松菜(生) | 170 | 12 |
| モロヘイヤ(生) | 260 | 46 |
| 水菜(生) | 210 | 31 |
| 切り干し大根(乾) | 500 | 160 |
| ヒジキ(乾) | 1000 | 640 |
※参考 2019年における日本食品標準成分表2015年版(七訂)のデータ更新
カルシウムの食事摂取基準(2020年版)
日本人の食事摂取基準(2020年版)より抜粋しています。
男性の食事摂取基準(mg/日)
| 年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 |
| 0 ~ 5 (月) | ― | ― | 200 | ― |
| 6 ~ 11(月) | ― | ― | 250 | ― |
| 1 ~ 2 (歳) | 350 | 450 | ― | ― |
| 3 ~ 5(歳) | 500 | 600 | ― | ― |
| 6 ~ 7(歳) | 500 | 600 | ― | ― |
| 8 ~ 9(歳) | 550 | 650 | ― | ― |
| 10 ~ 11(歳) | 600 | 700 | ― | ― |
| 12 ~ 14(歳) | 850 | 1000 | ― | ― |
| 15 ~ 17(歳) | 650 | 800 | ― | ― |
| 18 ~ 29(歳) | 650 | 800 | ― | 2500 |
| 30 ~ 49(歳) | 600 | 750 | ― | 2500 |
| 50 ~ 64(歳) | 600 | 750 | ― | 2500 |
| 65 ~ 74(歳) | 600 | 750 | ― | 2500 |
| 75以上(歳) | 600 | 700 | ― | 2500 |
女性の食事摂取基準(mg/日)
| 年齢等 | 推定平均必要量 | 推奨量 | 目安量 | 耐容上限量 |
| 0 ~ 5 (月) | ― | ― | 200 | ― |
| 6 ~ 11(月) | ― | ― | 250 | ― |
| 1 ~ 2 (歳) | 350 | 400 | ― | ― |
| 3 ~ 5(歳) | 450 | 550 | ― | ― |
| 6 ~ 7(歳) | 450 | 550 | ― | ― |
| 8 ~ 9(歳) | 600 | 750 | ― | ― |
| 10 ~ 11(歳) | 600 | 750 | ― | ― |
| 12 ~ 14(歳) | 700 | 800 | ― | ― |
| 15 ~ 17(歳) | 550 | 650 | ― | ― |
| 18 ~ 29(歳) | 550 | 650 | ― | 2500 |
| 30 ~ 49(歳) | 550 | 650 | ― | 2500 |
| 50 ~ 64(歳) | 550 | 650 | ― | 2500 |
| 65 ~ 74(歳) | 550 | 650 | ― | 2500 |
| 75以上(歳) | 500 | 600 | ― | 2500 |
| 妊婦(付加量)初期 | +0 | +0 | ― | ― |
| 授乳婦(付加量) | +0 | +0 | ― | ― |
